6月、千葉駅と稲毛駅に場所を絞ったので、地元の不動産屋に予約を入れました。(今回お世話になったのは、ランドハート千葉店)
今はネットでも物件を確認できるので、大体の雰囲気を画像で伝えることが出来、こちらのイメージを伝えやすく助かりました。
ただ薬局の構造基準を満たすため、色々と決まりがあります。(↓これが基準内容の書かれたもの。46ページの書類)
薬局全体の広さや調剤室の広さは決まっており、そこが満たしていてもトイレの有無や更衣室や水場の場所に困ってしまうことも。
何軒か見てもなかなか条件を満たす所が無く、また出直すこともやむなしと考え始めていました。まあ簡単には見つけられないだろうと。最後に担当の方に相談したところ、予定していなかった物件にも関わらず運良く見させてもらえることになりました。
そこは何となく見ていた物件で、神田の場所と似たような広さなのですが、駅から少し距離があり悩んでいた場所でした。
以前薬局が入っていたことがある記録が残っていたので、基準を満たす構造になっていることはかなり魅力的でした。
実際に行ってみると、スケルトン状態。内装担当にも同行してもらっていたので、状態を確認してもらい、良好とのこと。ただ平日の夕方、しかも土砂降りの中の内見。
日中、週末の人の流れや日の入り方なども知っておく必要もあります。後日、大先生や家族を連れ立って街の雰囲気を感じ、契約することとなりました。(隣がビール屋さんなのも魅力です。)
この時の仲介会社の担当の方にはとても良くしてもらいました。様々なアドバイスの他に細かい質問にもしっかりと答えて頂き、とても頼りになる方でした。長くお世話になるとは思っていませんでしたが、これから2ヶ月近く管理会社との間に入って頂き、なんとか無事に契約を取り交わすことができました。
新店舗では大先生に変わって、これからは私が開設者となり諸々の手続きや対応をします。(大先生は薬局管理者として薬局に常駐します。)
薬局は開設者と管理者という立場の人が必要になります。同じ人でも構いませんが、管理者は薬剤師である事、基本的に常駐することが必要条件なのです。私の場合は薬剤師ですが、基準時間以上の常駐が叶わないため、大先生に管理者になってもらいました。
会社ではなく、個人事業主として事業を行うため、いろいろと手続きが煩雑で、特にお金に関することは個人事業主が社会的に弱い立場にいることを痛感しました。
今思うと、この短期間で無事に物件契約にたどり着けたのは幸運なのだと思っています。薬局開設の流れを調べていると大体1年くらいの期間をかけて準備している場合が多く、、私の場合は本腰を入れてから約半年。(何かに急かされているような感覚はありましたが。)
多少なりとも運を味方につける事が出来ているのかなと感じました。それも前提には周りの存在があってのこと。巡り合わせというものを体感する半年を過ごしています。
ーーー次回は、「薬局 ー内装業者と保健所ー」