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年が明けて最初のブログは本の話題の予定でしたが、年始早々の災害があり、ようやく一段落。ニュースを見れば、悲惨な現状を目の当たりにし、揺れが来れば落ち着かない生活。そんな中、気持ちを落ち着けられ、没頭できる、本の存在は有難いものでした。

2024年はどんな本に出会えるのか、古本市にもちょこちょこ足を運んでみようと思います。

昨年11月に引き続き12月も長編作品の続きを読み進めました。興味が湧いたので、その関連書籍も購入。

・大地の子(3,4) 山崎 豊子

・大地の子と私   山崎 豊子

読み終えた時、ふーっと一息。胸がいっぱいになった本。戦争が、その時だけでなく、永きにわたり人権や個の尊厳を著しく損なうということの意味や理由を改めて考えさせられます。

大地の子では、氏名や地名のふりがなが中国語の発音で記載されているので、その点は慣れるまでなかなか読み進めにくく感じましたが、そのうちに中国語に親しみを感じるように。(主人公を”りくいっしん”ではなく、”ルーイ―シン”と自然に読んでいたり。)

時々、NHKの中国語会話を見たりしますが、中国語は四声といわれる音の変化が4パターンあるので、違いの聞き分けと発音が難しそうです。興味はありますが、今のところ語学をやろうという気は・・・起きてきません。

実はこの小説を読み終えた後はまだ12月も10日ほど残っていたので次の本を探していました。読んでない本もたくさんありますが、この大地の子の迫力が圧倒的で、それに負けない内容の本でなければ読んでいても味気なく物足りなさを感じる読書で終わってしまうと思ったので積読本からは選ばず。

山崎さんの他のシリーズを読んでみようかとネットで検索していた時、大地の子の取材記録が1冊の本になっていることを知り、探して探して、、、本屋さんではすでに取り扱いがなく、古本でようやく手に入れました。(本当は新品が欲しかったのですが仕方なし。)

大地の子を読んだ方には、こちらの本も続けて読んでいただきたいです。この本を含めて大地の子が完結するでのはないでしょうか。

どれだけ取材が困難で過酷だったか。ご本人による今まで書かれた本との比較、対談や現地での生々しい体験記など。この本読むことで、作品に対する理解が掘り下げられると思います。

一年の終わりにこういった本を読む気になり、そして満足する形で終われたことで充実した2023年の読書仕舞いとなりました。

昨年買った本はまだまだ積読として残っています。移転に伴う、怒涛の仕事量で読書時間の確保がなかなか難しかったですが、今年はある程度読み進められそうなので今からワクワクしています。12月には新作の発売も多く、すでにチェックしています。

今年も変わらず、好きなことを自由気ままに記録していくブログになっていくと思います。週1の投稿を、と思っていますがどうなることか・・・もちろん薬局や漢方薬に関連したことも挙げていくつもりです。

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