すでに花粉症の症状が出ているようで、今年は早くもお問い合わせがありました。1月下旬の急激な寒さからの2月上旬は暖かさが少し戻り、少しずつ春の訪れを感じます。
とはいえ、2月はまだまだ受験シーズン。インフルエンザなどの感染症には特に気を付けたい。咽喉チクから始まる時の予防にもなる処方をご紹介します。
ーーーー桔梗湯(ききょうとう)

効能・効果:体力に関わらず使用でき、のどが腫れて痛み、時に咳が出るものの次の諸症:扁桃炎、扁桃周囲炎
構成生薬:キキョウ、カンゾウ
たったの2味の処方ですが、素早い効果が期待できます。
キキョウは鎮咳・去痰・排膿の効能を持ち、咽喉の炎症によく使われています。カンゾウは様々な効能を持つ生薬ですが、その内の去痰・抗炎症・鎮痙作用がキキョウと組み合わせることで効果を発揮していると考えられます。鎮痙作用は咽頭周りの筋肉の緊張をほぐしてくれる効果が期待できます。
以前ご紹介した『響声破笛丸料』にもこの構成生薬が含まれていて、カシ+キキョウ+カンゾウの組み合わせは”中医薬対”という本の中で、かすれ声や咽頭ポリープに対して効果のある組み合わせと紹介されています。この3種類を煮詰めて、砂糖を加えて飴玉のようにして使う方法が記載されていました。
医療用にもありますが、OTC薬もあるので、ドラックストアや薬局で置き薬としておいておくと便利です。エキス剤の場合はお湯に溶かしてうがいするように飲み込むのがおすすめです。
咽喉チクを考えると、花粉症の症状で咽喉の違和感を感じる方にも使えるのではないかな、と考えたりしています。
”キキョウ”繋がりで1つ。
ーーーー桔梗石膏という商品。
桔梗湯のカンゾウをセッコウに替えた処方です。小柴胡湯加桔梗石膏という処方にも使われている組み合わせ。こちらは桔梗湯よりも炎症が強く感じた時にオススメ。当店では錠剤の商品を取り扱っています。

(↑小太郎漢方の商品。1瓶8日分です。)
そしてもう1つ。先ほど挙げた”カンゾウ”。実は単味の処方があります。
『甘草湯(かんぞうとう)』

効能・効果:激しい咳・口内炎、しわがれ声
構成生薬:カンゾウ
甘草湯は内服と外用の2つの使い方があります。外用の場合は痔・脱肛の痛みに温湿布として使います。カンゾウの成分で有名なのがグリチルリチン酸という成分。炎症を鎮める効果があり、化粧品に使われているほど身近な存在なのです。
カンゾウは、矯味剤やその他の生薬の橋渡しをすると解説するのを見かけますが、単味でも心強い生薬。ただし、偽アルドステロン症という副作用は、1日2.5g以上の服用で頻度が上がるとの報告があります。他の風邪薬との併用の際は薬剤師などに相談してから使うようにしてください。(最近の風邪薬には漢方処方が入っている商品が多くなってきたので、注意が必要です。)
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近所ではすでに紅梅が咲いていました。赤い花が茶色い木々の間から目立ち、よく映えていました。五行説で春は”肝”の季節。冬に固まった身体が、暖かくなることでほぐれてきます。溜まったものも発散するので、花粉やほこりなどの外因的な刺激の対策の他に、内側からのケアも必要になります。デトックスを助けてくれる山菜や香菜を食事に取り入れて食養生を行うのも良いでしょう。半身浴で発汗・保温することも養生になりますよ。

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