日本全国どこも暑い、今年の夏。昔は避暑地と言われていた場所もすでに避暑地ではなく。涼を求めて、標高の高いことろに・・・今年の夏季休暇を利用して、数年ぶりの上高地へ行ってきました。
上高地に行くには、マイカー規制があるため所定の駐車場である”さわんど”と”あかんだな”のどちらかに停めて直通バスに乗る必要があります。お盆休みと夏休みが重なっていた日だったので、混雑対策に早めの行動で朝6時半にあかんだな駐車場に到着。人も多かったのですが、臨時バスが出ていたのでさほど待つこともなくバスに乗車。
7時すぎに上高地に到着。上高地散策の起点は河童橋。すでに多くに人が写真撮影していて橋の上はごった返していました。

朝の気温は23度。少し肌寒いですが、身体を動かすと丁度良さそう。川沿いを歩きながら明神池を目指します。途中キャンプスペースがあり、多くの方が利用し朝ご飯を準備していました。そこからさらに歩いて行くと、登山の方・ハイキングの方が多くなりクマよけの鈴があちこちで鳴っていました。鳥の声と川の流れる音、濃い緑の間から差し込む陽の光。

↑明神橋。ここが折り返しです。左側が山なので、そちらにいくと登山ルートに入ります。

明神池の辺りには穂高神社奥宮があり、この鳥居には菊の御紋が飾られています。天皇家とのつながりがある神社のようです。この鳥居の奥に神社があり(参拝は有料)、穂高岳は神聖な山として信仰の対象になっています。毎年10月8日には明神池で例大祭が行われています。

休憩時の一枚。水は澄んでいて、涼しい風が心地よかったです。
自然の中を歩いていると気持ちはリフレッシュしますが、いかんせん運動不足のこの身体。所々にある休憩スペースに何度も座りながら、3時間ほどで再び河童橋に戻ってきました。
お昼は公営食堂で、”山賊焼き定食”と”信州そばとろろ付き”です。

お箸の置き方が変・・・失念していました。ご当地グルメの山賊焼きと名産のとろろは疲れた体に染みてとても美味しかったです。
旅行に出かけた時に必ずやることが1つあります。お昼ご飯を食べながら、その土地の景色のポストカードを買い一言添えて実家に送ること。思い出の共有と旅の記録になってくれます。私の旅にはボールペンと切手が必需品です。

上高地には実はひっそりと郵便局があります。コテージのような建物で、ルートから少し外れて木々に囲まれているため訪れる人は少なめでした。
栄養をしっかり取った後はお待ちかねのデザートタイムです。今度は河童橋から上高地帝国ホテルへ。大正池方面は平らな道が続き、観光客の方も歩きやすいので人も多めのコースです。13時ごろにホテル内のカフェ”グリンデルワルト”に到着。

マントルピースは変わらず大きな存在感を放っていました。
数年前と同様に、プリンとチーズケーキを注文。

以前との変わりように驚きを隠せず・・・以前の写真が残っていたので見比べてみると物価高を改めて感じるような様子になっていました。(比較写真はXに掲載してます。)寂しさもありますが、この雰囲気を堪能できるのは代えがたいものがあります。お土産ショップではピンバッチとお菓子を。(ピンバッチは旅行先で見つけたら買って大先生の鞄に勝手に着けてコレクションしています。)
今回は西側から行ったので、飛騨にある道の駅”スカイドーム神岡”に立ち寄った話も少し。

帰りにたまたま立ち寄った”スカイドーム神岡”。
『カミオカンデ』、『スーパーカミオカンデ』はご存じでしょうか?”ニュートリノ”の観測、質量を発見したことで小柴昌俊さん、梶田隆章さんがそれぞれ2002年、2015年のノーベル物理学賞受賞に至った研究施設です。この道の駅では”カミオカラボ”という施設で、実際の施設の見学は限られた時期だけなので、その研究内容や施設内の雰囲気を体験できるような場所になっています。ゲームもあるので子供たちが楽しそうに遊んでいました。

今年の施設見学は11月1日。詳細はまだ発表されていませんが、宇宙や素粒子など物理学に興味のある方はHPをチェックしてみて下さい。(この施設を見て、実際の施設に行ってみたくなりました。)ちなみに、この”カミオカラボ”は無料の施設です。
体を良く動かし、勉強もできた充実の夏休みのある1日でした。ただ、朝2時40分起きは頑張りました。帰って即就寝、翌日は筋肉痛になった思い出も一緒に。
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