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先月に続き、ファンタジー脳は健在。着々と守り人シリーズを読み進めていました。12月上旬で、すでに完結まで迎えました。途中、漫画でブレイクを入れていますが、どちらにせよ空想の世界に浸っていました。

・守り人シリーズ : 夢の守り人、虚空の旅人、神の守り人(来訪編/帰還編)、蒼路の旅人、天と地の守り人(上)

「夢の守り人」を入れ忘れてしまいました。

10冊に及ぶ壮大な物語のシリーズのおしまいは、穏やかな日の情景で締めくくられました。「天と地の守り人」上中下の巻末には上橋さん、荻原規子さん、佐藤多佳子さんの3人の鼎談が載っています。その中で、

”物語から戻ってくると、今の自分のいる場所が、それまでとは少し違う風景に見え、風を感じることができる。それが物語の持つ大きな力のような気がしているのです。”

物語を読むことにどんな力があるのだろうか。という疑問の答えです。私が本を読み続ける理由を分かりやすい言葉で書かれてあって、思わずうなずきました。少し違う場所へ、少し違う見方を。物語は色々な体験や視点をくれるような気がします。

〈漫画編〉 (レ)…レンタル 画像…購入済み

小説を買うため、漫画は基本的にレンタルです。気に入った話や絵、レンタルが出来ないような本は購入しています。

・女の園の星(レ)  和山やま

この方の漫画はどれを選んでも面白い。どの本も、題名からして笑える。作者の着眼点がツボにハマります。もう何度もレンタルしているので、購入するべきか悩み中。

・ドッグスレッド(レ)  野田サトル

ゴールデンカムイの著者による、アイスホッケーを題材にした漫画です。登場人物がゴールデンカムイの人物にそっくりなので、読んだことのある方には笑いありのおすすめ漫画です。前作は完結してから最近まとめ読みしたので、余計に笑えます。

・アンサングシンデレラ(レ)  荒井ママレ 

テレビドラマにもなった病院薬剤師の仕事漫画。病院だけでなく、薬局薬剤師と絡む話も出ているので薬薬連携や在宅、時事問題によるトラブル対応など実は服薬指導以外に色々やっています!というのを垣間見ることが出来ます。現在も連載中で、仕事柄気になって読んでいます。

・くらべて、けみして 校閲部の九重さん  こいしゆうか

校閲のお仕事漫画です。定期購読中の「波」で紹介されていたのを気になっていて、最近購入しました。(発売は2023年12月)

作家と読者の懸け橋になってくれるかけがえなのない仕事。言葉や文字の探求心には感服です。新潮社さんの校閲部が協力されたそうで、本を読んでいて、校閲した人たちの名前が表に出ることはないけれど、気持ちよく本が読めることに感謝しています。「くらべて、けみして」という題名の意味は本編にて分かります。コラムも興味深いお話でした。

新潮社のオンライン講座では校閲の講座があるそう。時間がある時にちょっと覗いてみようと思っています。

 ホームページ → 新潮社 本の学校

数ケ月ファンタジーの世界にいましたが、やっぱり想像するのは楽しい。まだまだファンタジー脳を突き進めるか、ジャンルを変えて今年の読み納めをするか、悩み中です。12月は気になる新刊が多いので本屋をウロウロしそう。

千葉みなとで行われたイベントが今月の頭にあったので、立ち寄ってみました。ほとんどの出店が千葉県内のお店で、古本屋さんは数店舗参加していました。新しい出会いもあり、積読の本も仲間入りして充実した日でした。

当日は天気に恵まれ、暖かい日差しの中ゆっくりと散策できました。来年もまた行けたらなあ。

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