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物件が見つかったら、管轄の保健所に今後について問い合わせをします。薬局開設の許可申請は保健所が管理しています。新店舗地域の管轄は千葉市保健所。物件から近く、しかも学生の頃、実務実習の時に何度か訪れたことのある懐かしい場所です。(10月10日から、建物の大規模改修のため場所を移すそうです。)

今回の物件は薬局が開業していた経緯があるので、構造上は満たしているとの判断をされ、内装からの相談になりました。通常は構造上の基準を満たすかどうか、物件が見つかった時に相談することが最初の流れになります。

内装業者には構造基準の書類を渡し、最初の内装を図面に起こしてもらいました。

この書類が読みにくく、解釈があっているのか何度も保健所に相談する事に。その他、契約書や公的な書類は、言い回しが独特なので読み解くのにかなり苦労します。

今回、内装決定までの問題となったのは、トイレの通路と休憩室の場所でした。調剤室を通り道にしないこととトイレは外部の人が使う場合を想定すること、また調剤室への入り口がトイレの通路上にあるのは問題とのこと。書類に記載のないこともあり、二転三転する説明に困惑しながらも、何度も図面を変更することになりました。

ただ、色々な問題がある中で、メールでの対応をしていただけたのは助かりました。図面の再提出のたびに保健所へ行っていたら、お互い大変な手間になってしまいます。時間はかかりましたが、無事に内装許可が下りたので一安心。

(↑ 内装の素材の打ち合わせ。薬局のカラーが臙脂色なので部分的に使います。)

開店にあたり、内装業者を探すことはとても大変だと思います。医療機関の内装は細かい制約があるので携わっている業者さんはおそらくそれほど多くないと思います。私の場合は建築関係の仕事をしている身内がいて、薬局のデザインを手がけたことがあったという事が幸いでした。

業者探しの苦労をすることもなく、その上お互いのことはよく分かっているのでやりとりはとてもスムーズでした。構造基準さえ満たしてくれればデザインはお任せすると、ほとんど丸投げ状態。実は、その他の手続きも同時並行で進めていた状況だったので、頭の中は大混乱。丸投げのような形になってしまい申し訳ない気持ちもありましたが、対応してくれて本当に助かりました。

(内装の打ち合わせをしつつ、居酒屋でガヤガヤしていたのはいい思い出です。これも身内だから許されることかと。)

対面では何度か相談をし、細かいところはLINEでのやりとりでした。備品のデザインもしてくれるというので、薬袋と名刺のデザインもお願いすることになっています。新店舗に伴い、気持ちを新たにするという意味も込めて新調することにしました。

出来上がりが楽しみです。

ーーー次は、「薬局 ー書類作成ー」