毎月の講習会とは別に、月に何度かオンラインの講習会に参加しています。最近の講習会で何かと話題にしている先生が多かったので、今年は当店でも取り扱ってみようかと思っています。
ーーー生脈散(しょうみゃくさん)

構成生薬:ニンジン、バクモンドウ、ゴミシ
効能効果:次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症、発育期(小太郎漢方製薬:生脈散エキス細粒G「コタロー」より引用)
たった3味の処方ですが、切れ味はかなりいいそう。
構成生薬から考えると、体液(体内にある液体:血液・粘液・涙・汗・尿など、津液ともいう)が失われる状態(発汗過多や出血など)に使えます。バクモントウで失われた津液を補い、ゴミシで漏れ出ないよう納め、ニンジンは補気・補養の効果から気力や体力をサポートします。
分かりやすい使い方では、運動や屋外での作業などでたくさん汗をかく場合。事前に服用しておくことで対策になります。また、肺の気を補い、潤す力もあるので咳や声がれ、のどのイガイガにも使われます。
夏場に使える処方だと思っていましたが、実は使い方次第で1年中使えるのだそう。
【例】
・通年では病院や消防士など夜勤のある方や市場や仕込み作業などの早朝勤務の方、手術後の体力回復のサポートに
・春の場合は花粉や黄砂による喉のトラブルや気温差による倦怠感に
・夏の場合は暑さによる脱水や夏バテに
・秋の場合は乾燥による喉のトラブルに
・冬の場合は雪かきの全身作業や暖房による脱水対策に etc…
おそらくどれか一つは当てはまるのではないでしょうか。風邪対策にも使えるので毎日のケアにオススメできる処方です。(薬局製剤の処方はないため、エキス剤でのお渡しになります。)
色々と挙げてみましたが、講習会ではこの他にも本当に色々な使い方を紹介をされていて、他の漢方薬と併用することで良好なケースもあったりとこれほどの使い方に驚きました。
この処方は高齢者だけでなく、若い方にも服用をオススメしていました。疲れている人の生活のサポート役にも使える処方だそうです。
ちょっとここで、生薬の小話を1つ。
・ゴミシ・

漢字で”五味子”。5つの味(酸・甘・苦・辛・鹹(塩))がするということが由来です。この生薬が入っている有名な処方は「小青竜湯」です。
数年前に”オミジャ茶”という韓国のお茶が話題になりましたが、オミジャは五味子のことです。体調によって味が変わると言われていて、ゴミシが5つの味を持っていると言われていることから、そう感じられるのでしょう。日々の体調管理にお茶として飲むのもいい考えだなと思いました。

そろそろ関東でも梅雨入りの予報が出てくる頃でしょうか。
ジメッとした湿度に気温上昇も加わり、気持ちが上がらない梅雨。
梅干や梅エキスを入れた緑茶で疲労回復+暑さ対策。適度な運動で身体に溜まった余分な水分を発散させて湿気による倦怠感の軽減。ストレッチやヨガ、半身浴もオススメ。部屋の湿度管理をすることで睡眠の質を上げるのに効果的です。
梅雨から晩夏の体調管理のサポートに、季節に合った生活スタイルの改善と「生脈散」を是非お役立てください。
______________________________
💊漢方薬や健康に関するご相談はこちら🥼
↓
【漢方調剤薬局 大数堂薬局】
千葉県千葉市中央区登戸1-22-8 ローテローゼ登戸102 I 043-216-2993
当店のホームページはこちら


