ずっと行ってみたかった『フォッサマグナ・ミュージアム』に少し前に都合がつき行ってきました。

タモリさんの”いとしず線”を見て感じてみたい・・・というのが始まり。

ここは新潟県・糸魚川市。長者ヶ原遺跡の近く、緑豊かな場所に入るとテニスコートやら運動施設があり、看板通りにぐるりと回った先に施設があります。

フォッサマグナ・ミュージアム。6つの展示室に分かれ、鉱物や地層、化石から日本列島の成り立ちを学べます。フォッサマグナは日本を左右に分断する大きな溝であり、堆積した地層全体のことを指します。よく耳にする糸魚川ー静岡構造線はその一部である西端の断層ラインを指すので、フォッサマグナと糸魚川ー静岡構造線は同じものを指しているわけではないのです。

最近、新潟県内で発見されたラピスラズリ。青さが際立つほどの大きさ。以前、東京駅・KITTE内にある『インターメディアテク』でも見ました。写真だと分かりにくいですが色味はより鮮やか。

入るとお出迎えしてくれたのは、様々な形・色の”翡翠”です。(写真は黒色ヒスイ) 近くの富山県・朝日町ではヒスイ海岸と呼ばれていて、この辺りは翡翠が見つかりやすい地域です。”翡翠”と言えば落ち着いた緑色を想像すると思いますが、白・紫・黒などこんなにも色味があるのを初めて知りました。ちなみに”翡翠”はカワセミとも読みます。カワセミの羽の色が似ていることから鉱物名になったそうです。

翡翠のお勉強もちょっと。

続いては、日本列島の成り立ちについて映像を見ながら学びます。

どのようにしてフォッサマグナが誕生し、日本列島が生まれたのか。この映像がとても分かりやすく、面白くて連続2回見ていました。

フォッサマグナを発見したナウマン博士。地図は不確かで機材が発達していなかった時代にこれだけの発見ができたのか。滞在した9年間で、約1万キロを移動し、調査を行ったそう。恐ろしいほどタフな学者さんだったようです。ちなみにナウマンゾウの名前はこの方から。

そして、化石・鉱石のコーナー。

中生代白亜紀の”ゴキブリ”。人類の出現より遥か昔の化石になっていました。実はゴキブリは”䗪虫(しゃちゅう)”という生薬。うっ血を去り、塊を取り除く効果があるとされています。生薬としてはシナゴキブリやサツマゴキブリを使うので、一般的に知られているゴキブリとは種が違います。とはいえ、ゴキブリの仲間。化石ではっきりとした形を見ると、今も昔も形がほぼ変わらないことに驚きます。

世界各地で発見された化石のブース。ここでは、これしか写真に残していなかったことに驚愕です。

生薬繋がりでこちらも。生薬には植物以外に、実は動物や鉱物も結構使われています。

五淋散や猪苓湯の構成生薬である”滑石(かっせき)” 利尿・清熱作用があり、膀胱炎や尿道炎によく使われますが、日射病に”甘草”と組み合わせて使われることもあります。(六一散)

麻杏甘石湯や消風散、駆風解毒湯の構成生薬である”石膏(せっこう)”  白いイメージがありますが、不純物によって色が変化します。生薬は白い石膏が使われます。清熱・消炎作用に優れ、解熱作用もあります。

たくさんの鉱石の中で、ひと際目立っていたのがこちら。

蛍石(CaF2:フッ素カルシウム) カラフルな色は含有される不純物の反応。”天才の石”とパワーストーンで人気のようです。

鉱物のブースは特に子供が多く、マンガ『瑠璃の宝石』の人気がきっかけのよう。(私は『七つ屋志のぶの宝石匣』が好きです。)

機会があれば、今回は天気の都合で行けなかった『フォッサマグナパーク』に行ってみたいです。と、いうよりここに再訪したい。日本列島の成り立ちを勉強しつつ、キレイな鉱石を見て、世界各国の化石を一度に見ることができる。興味があれば、丸1日いても飽きない博物館です。結論、とっても楽しかったのです。

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