• X

立ち会い検査が再検査になったのは思わぬことでしたが、引っ越し作業は8月半ばから少しずつ進めていました。ギリギリまで営業をしたいので、引っ越しは2回に分けて行うことにしました。1回目は大半の物を、2回目は最終週の営業した物を運ぶことに。

新店舗は神田店よりも少し小さく、調剤室を広くとっている内装なので、待合室がかなり狭くなります。そのため、表に展示していたものや本は厳選しないといけません。特に本は圧倒的に多く、何冊かに分けて持ち帰ることに。(調べてみると絶版の本もあり、手放すには貴重な本になっていました。)

新店舗にかかりっきりになっている私の代わりに引っ越し作業は大先生が主にやっています。38年間内装は一度も変えていないため、奥の方から「なんだろう?」というものがチラホラ。私には必要なのか、不要なのかわからないため、大先生に任せました。

(↑引っ越し後の店内 キャビネットとショーケースが減ってスッキリしたように見えます。)

引っ越し日が決まると、何を持っていくか、できる限り今あるものを再利用したいと悩む日々が続きました。何点か神田店らしい物を持って行きたくて、小さな看板と木製の机を持っていくことにしました。別れがたい物もたくさんありましたが、悩みに悩んでこの2点になりました。思いがけない断捨離に手放すことの難しさを痛感。愛着や思い出が残るとより一層大変な作業でした。

1回目の引っ越しは什器など大きく素人では運べない物を移動させます。段ボールは20個ほど。2台の作業車で段ボールがすべて載るのか不安でしたが、そこは引っ越しのプロ!すべて1度に運んでいただけることに。神田では大先生が対応しており、登戸で待機中の私が見ることはできませんでしたが、1時間くらいで終わったようです。

無事に登戸へ到着。作業の方は2人で、「この量を2人で?」と驚きました。入り口は観音開きになるため、搬入の幅は十分でしたが、調剤室の入り口が狭く、縦横斜めにうまく方向を変えて無事に調剤室内へ搬入も完了。物が入るだけで店の雰囲気が出てきました。

什器は解体して搬入していたたため、調剤室内で組み立て作業をし、あっという間に4時間が経過。朝9時から作業をして、午後5時半終了。そのあと、段ボールの移動や掃除をし第1回目の引っ越しは終了しました。

分別してきた割に、まだ神田には荷物は残っています。果たして残り1回で終わるのだろうか、と不安になっていました。

ーーー次回は、「薬局 ー引っ越し作業 第1.5回ー」