薬局での仕事の傍ら、休みの日を栄養して時々講習会に参加しています。薬剤師として働き始めて、様々な講習会に参加してきました。
製薬企業や卸会社主催、大学主催、薬剤師会主催、、、などなど。ここ最近はオンラインで参加できる講習会が増え、会場に行かなくても端末とネット環境さえあれば学べるので、講習会に参加できる機会が増えたのはとても有り難いです。
少し前に月一度の定期開催の漢方講習会に参加してきました。傷寒論解説や歴史、症例報告など自分一人では勉強しにくい内容を網羅してくれているのと、月一度なので続けやすいので今年の4月から始めています。移転の準備と並行していたので、なかなか大変でしたが、いい気分転換になっていました。
地域の薬剤師会主催の講習会は一般の方向けの内容になっているものもあるので、検索してみるのもいいと思います。また、学生向けの漢方薬講習会もあり、受講したいくらいの内容で羨ましい。学生の頃に知っていればな、と今でも残念に思います。(薬学部のある一部の大学では学生向け、一般の方向け、専門職向けなど様々な内容で定期的に開催されています。)
・栃本天海堂
漢方・漢方薬の総合卸メーカー 株式会社栃本天海堂 (tochimoto.co.jp)
・ウチダ和漢薬
株式会社ウチダ和漢薬 (uchidawakanyaku.co.jp)
・小太郎漢方
小太郎漢方製薬株式会社 - 漢方をよりよく、より多くの人へ (kotaro.co.jp)
・千葉市薬剤師会
千葉市薬剤師会のホームページへようこそ (chibashiyaku.or.jp)
・東京都薬剤師会
(↑画像はすべて各メーカー様、団体様のホームページよりお借りしています。) その他にも多くの講習会があります。『漢方薬 講習会』などで検索してみて下さい。
講習会に参加して思うことは、煎じ薬とエキス剤を併用している先生方もしくはエキス剤のみ使用している先生方がほとんどだということ。煎じ薬とエキス剤の大きな違いは一日生薬量が違うところです。エキス剤でなかなか効果を実感できなかった方が同じ処方で煎じ薬に変更したところ、良い効果を得られることは多いです。(エキス剤が問題であるというより、その方の状態では多くの生薬量が必要だったということです。)
一方で、毎日煎じ薬を作るとなると負担に思うことも分かります。短時間で効率の良い時間の使い方が求められる中で、ゆっくりと時間をかけて煎じることは、ぜいたくな時間の使い方になってきたように感じています。
刻み生薬を扱う医療機関が減り続けていき、医療の選択肢として、また伝統医療として残し続けていくことは今後重要になってきてます。最近は生活様式が変わってきたことから当店でも処方を絞ってエキス剤の導入も検討しています。(薬局製剤の中にない処方がエキス剤で作られています。)
今は試行錯誤しながら、新しいことを順次計画中です。
大先生が続けてきた薬局の姿勢はそのままに、時代の流れにゆるく乗りながら進んで行きたいです。