11月はなかなか小説を読んでいませんでした。長編作品に挑んだからなのか。
Tさんの影響で『葬送のフリーレン』という漫画が気になり出したのがきっかけで、一度頭が漫画に慣れてしまうと、次々と漫画を手にしていました。
・大地の子 ①② 山崎豊子
・葬送のフリーレン アベツカサ
・ACCA13区監察課 オノ・ナツメ
・花よりも花の如く 成田美名子
・胚培養士ミズイロ おかざき真里
大地の子以外は全て漫画です。葬送のフリーレンは現在アニメをやっているそう。(アニメや映像はほとんど見ないのでわかりません。)そのほかの作品は元々好きな方々の作品で、テーマや作画が特徴的です。
『大地の子』は以前から読みたかった本で、NHKのテレビドラマになっていたことがあるのでご存知の方もいると思います。
日中間協力の元に出来た今では作れないようなスケールの作品。本が苦手な方はドラマで観ることが出来ます。NHKオンデマンドにあるといいのですが…
漢方薬の勉強をしていると、どうしても中国の文化や歴史が気になります。清以前の記録を辿ることが多いですが、近代の中国は記憶に新しいことも多く、知りたいという欲が湧いてきます。
複数の作者の本を読むとそれぞれの立場や年代など違う視点もあります。メディアからの情報では偏りがちな情報をより広く考えることが出来るので助かります。また、本だけでなく様々な媒体からの情報収集は欠かせません。今はネット環境の充実で、瞬時に集めることができますが、情報過多になりやすく難しい面も。
時間があれば、もう少し色々な方の本を読みたいですが、優先順位があるのでいつか中国近代の歴史に触れるまとまった時間を作れたら、と思っています。(学生の頃に近代史について興味を持てていたらなあ。)
本に関してちょっと変わった感覚になることが。
没頭していくと、その物語の情景が頭の中に描かれ、読みながらその情景を俯瞰しているような、物語に入り込んだ感覚になる時があります。私の独特の感覚なので文字で伝えるのは難しいですが、不思議な感覚です。ただ、そういう感覚になった本は大切な本になることが多いです。
この長編作品もそういう感覚になっているので、この先の人生で何度か読み返す本になるのだろうなという予感がしています。
ある時はさっと素通りしていた本も、時間が経ってから何故か気になって手に取ることになったり。
本に呼ばれているというか「今が読むタイミングですよ。」と言われているような気がすることもたまにあります。
本との出会いにも縁があるのでしょうか、、、
こういう人は他にもいるのか、ちょっと気になります。
大地の子は全4巻。
今、3巻半ばまで来ています。今年中にはなんとか読み終えたい。
先日ふらっと本屋に行き、また読みたい本を見つけてしまいました。我慢するのに一苦労です。毎年12月は気になる本が発売されることが多く、読書欲との戦いです。
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