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日頃、持ち運びもしやすい文庫本を好んで読んでいますが、4月は単行本を読み進めていました。単行本は持ち運びには大きく、何より値段もそれなり。1冊で文庫本何冊分だろう?と思うと、文庫本ばかりを見てしまいます。いつもはそんな調子ですが、この2冊の本はどうしても欲しくなり、そのまま購入に至りました。

・町の本屋という物語 定有堂書店の43年  奈良敏行 著/三砂慶明 編

・本屋という仕事              三砂慶明

・女と骨盤                 片山洋次郎

・身体にきく-体癖と活かす整体法-       片山洋次郎

毎日、各新聞社の本の紹介部分を掲示、関連本を陳列している本屋さんでたまたま見つけた本です。

Title店主の辻山さんの本を読んでから、本だけでなく本屋さんそのものに興味を持つようになり、書店店主が著者の本を探すようになりました。

今回出会った本もそんな本です。抽象的な表現が多く感じられ、意味を理解するために読んでは戻り、読んでは戻りを繰り返して読み終えるのに2週間かかりました。(読解力の問題だと思いますが。)

定有堂という書店の店主をされていた著者のこれまでが書かれた本。数ある本の中でも、とりわけ人文書というジャンルを多く取り扱っていた本屋さんだったようです。もちろん他のジャンルの取り扱いもあります。2023年に惜しまれつつ閉店されましたが、HPは残っており、当時の店内の様子を見ることが出来ます。

人文書・・・馴染みのないジャンルだったので、この本を読んでからちょこちょこ足を運ぶようになりました。しかし、内容がまだハードル高く、購入には至っていません。

社会人として10年以上ですが、個人店の経営は始まったばかり。年齢も経験も大きく違うからか、なかなか難解な部分も多くありました。これから先、時間の経過とともに経験も増えてくるはずなので、節目節目で読み返したい本です。また読み返したときにはどんな風に感じるのか・・・今から楽しみです。

もう1冊の単行本は、この本の編集をしていた方、三砂さんに興味を持ち、数ある著書の中から。本屋を経営されている方々や勤務されている方々の話が載っています。(この本とは別に「千年の読書」も気になっていたのですが、無かったため取り寄せ中です。)

ここ数年は大型店にばかり行くようになりましたが、個人経営の古本屋さんにはちょこちょこ行っています。大型店はディスプレイや種類の豊富さからあっという間に時間が経ちますが、個人で経営されている方の本屋さんはそれぞれの特色があって面白く、それほど広くない店舗でも長居していることもしばしば。この本を読むと、長居してしまう理由も納得しました。

残りの2冊は上記の本の中で紹介されていた中から、気になった内容のものを購入。

ちょっと気になっていた骨盤について。女性は骨盤内に臓器が多いのでどうしてもトラブルに発展しやすい。特に生理という毎月のホルモンバランスの影響もあり、骨盤がどのような役割で、影響をもたらすのか整体の視点から説明している本です。今までとは違う観点から考えることができ、勉強になった一冊。

もう1冊は、体壁に関して。野口晴哉さんの本はすでに読んでいましたが、難解だったのでその後続けなかったのですが、こちらの本はその内容をかなりかみ砕いて書かれているので分かりやすく取っ掛かりに丁度よいと思います。身近な人を当てはめて考えたりして、面白がりながら読んでいました。

(↑野口晴哉さんの本はこちら。)

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