8月もお盆の時期に入り、お墓参りに出かけました。今年は東日本より西日本の暑さが厳しいようです。すでに何回"酷暑日"という言葉を聞いたでしょうか。

・森崎書店の日々  八木沢 里志

・続・森崎書店の日々  八木沢 里志

著者のデビュー作の新装版です。書店で2冊並んでディスプレイされていたのを見つけて。著者の本は『純喫茶トルンカ』シリーズが出会い。こちらは”谷根千”の谷中を舞台にした物語です。

今作品の舞台は、古本屋の聖地とも言える”神保町”です。古本店主の叔父と姪、そしてその周りにいる心温かい人々との交流が描かれます。それぞれの居場所を探して、見つけて、守って。そこから広がる世界は優しさで溢れている。

あれこれと慌ただしく、先々のことを考えながら休まらない時間が続く中で、著者の本を読むと不思議とゆったりとした気持ちになれる。ゆっくりと自分のペースを見つめるきっかけを与えてくれる。馴染みのある場所が舞台だからでしょうか。ここに出てくる”すぼうる”は神保町でも有名な喫茶店です。外観からは想像できない空間が広がっているお店です。お近くの際はぜひ訪れてください。

1冊目の巻末のあとがきでは、一時筆を置かざるを得なかった時期があったことを初めて知りました。その後の作品たちは、葛藤が続く中で作ってくれた作品だから余計に心に沁みるような気がするのです。陰ながら応援しています。

・今夜も満月クリニックで  藤山 素心

職業柄か、クリニックや病院、薬局などが題名にあるとつい集めたくなる。著者は医師免許を持っており、些細な不調を題材に専門的な医学知識をわかりやすく物語に中に落とし込んでいます。それぞれの不調を抱える登場人物たちは、誰にでも起こりうるありふれた不調。病院に行くほどでもないと思う時、ふと現れる相談場所がここにある。今の医療制度ではないであろう”相談メイン”のクリニック。しかも開院は夜間〜朝まで。夜間診療でもない。どこかの街で、こんな病院があるのかなと思いながら勉強にもなった1冊です。

・さよならのあとで  ヘンリー・スコット・ホランド

夏葉社が発行している本の1つ。”さよなら=別離”のあと、残された人へ送った詩。まるで相手が話しかけてくれるような文で、私自身に”かなしみ”があったわけではないですが、持っておきたいと思っていた1冊。どんな悲しみであれ、それが訪れた時、寄り添って、支えになってくれると思います。言葉で励ますことが難しい時、友人や知人にそっと送りたいと思う本です。内容同様に装丁もとても素敵なので、自宅の本棚に飾ったりしています。

この本については読み手の感情によるところが大きいので、内容はこれまでに。

______________________________________

暑い日々に避暑を求めて、休みの間に今年も山へ行ってきました。振り返るとここ数年の夏はどこかしらの山に行っていて、毎年恒例になってきています。上高地、乗鞍岳、白馬五竜などなど。登山は体力的にきついですが、ハイキングできる山は気楽で楽しめます。今年はどこの山にハイキングに行ったかはまた別の機会に。

___________________________________________________________________________

🌻夏季休業のお知らせ🌻

休業期間は下記の通りとさせていただきます。

8/8(土) 〜 8/17(月)

※12日(水)は10:00〜16:00までの時短営業いたします。

※当日15時以降の発送は、翌営業日の発送となります。

ご不便をお掛けしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。