今年は2月の頭には花粉症の相談が始まりました。連休は2月とは思えない暑さにとなり、先日は久しぶりの雨。今年の花粉はどのように推移していくのでしょうか。

2026年の花粉飛散予想

関東は昨年と同じくらいの飛散量になるようです。ただし、晴れが多い場合は症状が重く感じる可能性があります。乾燥していると花粉はいつまでも飛散を続けるためです。また黄砂やPM2.5 の影響もあり、飛散量は参考程度にしっかりと対策が必要です。

花粉症に使う薬

花粉症対策に使える薬局で購入できる薬は分類としては抗ヒスタミン剤と言われます。治療方法として”舌下免疫療法”といって薬を舌の下に投薬する治療ですが、こちらは必ず医師の診察が必要です。

抗ヒスタミン剤にも3つの分類があり、第1世代・第2世代‐Ⅰ・第2世代‐Ⅱ(第三世代と言われることもあります。)に分かれます。

大きな違いは”眠気”の起こりやすさです。一般的に新しく発売された薬は眠気が起こりにくいとされていますが、個人差があります。何種類か試して合うものを見つけると良いです。(調剤薬局にいたときは第2世代‐Ⅰで問題ない人もいれば、第2世代‐Ⅱで眠気が起きる人もいたり・・・)

剤形は、内服薬・点眼薬・点鼻薬・軟膏剤(医療医薬品のみ)があります。

商品名や違いなど花粉症に使う薬について分かりやすく解説しているサイトがあるので、そちらを参考にしてみてください。

花粉症に使う漢方薬とタイプ

眠気の心配をされる方には、漢方薬の服用をお勧めしています。抗ヒスタミン剤との併用もできるので、その時の予定に合わせて使い分けもできるのでおすすめです。

症状別によく使われる漢方薬を挙げてみます。エキス剤で手に入りやすい漢方薬です。

鼻水(サラサラ・透明~白):小青竜湯、麻黄附子細辛湯、苓甘姜味辛夏仁湯

鼻づまり:葛根湯加川芎辛夷、辛夷清肺湯

鼻水(ネバネバ・黄色)・後鼻漏:荊芥連翹湯、辛夷清肺湯

目の炎症:黄連解毒湯・越婢加朮湯

咽喉の炎症・違和感:桔梗湯、桔梗石膏

肌の痒み:黄連解毒湯、十味敗毒湯

花粉症の症状を大まかに分けると、鼻水・くしゃみ・鼻詰まりなどの”水毒タイプ”と目や肌の痒み・咽喉の腫れなどの”炎症タイプ”に分かれていると考えられます。水毒タイプは、水分の代謝不良・冷え・胃腸の機能低下の傾向の人、炎症タイプは、食生活の乱れ・甘い物の過剰・睡眠不足のある人に起こりやすい症状です。

症状別の漢方薬の使い方もあくまで対症療法です。症状の緩和や薬に頼りすぎないためには、体の内側からの対策を同時に行う必要があります。

内側からの対策・方法

花粉症による症状は免疫との関係が強いので、免疫の状態を正常にしてくれる”補中益気湯”や”玉屏風散”を日ごろから服用しておくのも対策になります。また、解毒機能のある肝臓の機能をサポートする食事や漢方もおすすめです。特にこの季節は、香味野菜や山菜の摂る機会を増やすと良いです。

最近では腸内環境や冷えも花粉症に影響があると言われるようになっています。私も、通年生活習慣に取り入れるようにしていて、花粉症の症状を緩和・短期間で済ませられるようになってきました。冷え対策は”頭寒足熱”を基本に、腰から下を冷やさない生活を心掛けて下さい。腸内環境の改善に”腸活”が話題になっていますが、腸内環境は人それぞれ・千差万別です。どのような食べ物が合うかは試してみないと分からないものです。

ですが、日本人共通に合う食事と言えば”和食”です。

ま・ご・は・や・さ・し・い・わ”という言葉をご存じですか?”まごわやさしい”は聞いたことがあるかもしれません。ここに”発酵食品”を加えた言葉へ新しく変わりました。

→ ま=豆類、ご=胡麻、は=発酵食品、や=野菜、さ=魚類、し=しいたけ(きのこ類)、い=芋類、わ=わかめ(海藻)

食物繊維やビタミン・ミネラルなどの不足しがちな栄養を摂りやすくなります。1日の食事の中でこの食材を加えることを意識してみてはいかがでしょうか?花粉症だけでなく、血液検査の数値もきっと改善するはずです。

毎年4月頃まで、ヒノキのある方は5月頃まで症状が続く長い戦いの季節がやってきました。花粉症は日本人の約2人に1人の割合になってきているようです。私の実体験をふまえた、薬だけでない対策方法の提案もしています。ご興味のある方はご相談ください。

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