2年に1度、診療報酬の改定という医療診療の価格の見直しが行われています。前回は2024年だったので、今年2026年にも制度の見直しが行われました。
2024年6月に投稿した『ちょっとした小話 ー選択療養と薬ー』の内容も見直しが必要になりました。
⇩以前の投稿。
選定療養についての説明は過去の投稿記事を参考にしていただき、今回は変更点について。
選定療養における対象医薬品は定期的に変更されていて、現在は約780品が対象となっています。今年4月に変更され、6月に再び更新されています。
そして一番注目するべきなのは、”選択によって患者さん負担がさらに増える”ということ。
今までは先発品と後発品の差額1/4の追加負担金でしたが、6月1日より、差額1/2が追加負担金となりました。
例えば、薬価差額が500円だった場合、今までは125円の追加負担。6月からは250円の追加負担になる。つまり、倍の負担額になったということ。これにはジェネリック(後発)品の使用を推進する目的があるようです。
ただし、医師の指示や医療上必要である場合、流通の影響などで薬局に在庫がない場合は対象にはなりません。あくまで患者さんからの希望なので、どうしても先発品が良いという場合を除いては負担金が増えることはないです。
💊参考:後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について(厚生労働省HPより)
⇨ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39830.html
そして、2026年の診療報酬の見直しには他にも興味深い変更・新規内容がありました。
・物価高対策
・門前薬局へのマイナス算定
・かかりつけ薬剤師の取り組みに対しての評価
・残薬の調整
・有害事象の防止・対策
・リフィル処方せんの推進
・オンライン診療の活用推進
他にも細かな変更や新規内容がありましたが、今回気になった点です。特に残薬調節に伴う処方せん様式の変更には驚きつつ、ようやく一歩前進したかという気持ちになりました。また、地域の方々に必要とされている薬局に対する評価の見直しが始まったような気がしています。
今後の心配事としては、物価高による影響と資材の供給不足による影響が今後どのような形で現れるのか。軟膏つぼの不足、インクの不足など一部製品ではすでに影響が出始めている物もあります。
無い袖は振れないので、なくなってしまった時にどのような代用ができるのか、今から考えておく必要がありそうです。
当店でも、チャック付きビニールの使用削減や包装の変更や価格の見直しなど、心苦しいですが、今後皆様にご了承いただくことが出てくると思います。事前にご報告できるよう努めますが、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
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